2021年3月4日木曜日

2/28 演劇教育オンラインはじめのいっぽ 報告

 去る2/28(日)に3回連続講座「演劇教育オンラインはじめのいっぽ」の第一回目が行われました。10時〜12時という早い時間にも関わらず、多くの方に参加頂きました。

 「オンラインでどんなワークショップができるのか?」ということを体験して頂くために、たくさんの仕掛けを用意しました。

 最初はzoomの「投票」という機能を使って、今の気持ちやクイズ、ジャンケンゲーム、小テスト(?)のようなこともやりました。一人に焦点があたらないのは、少し気持ちが楽なようです。

 次に自己紹介をしあい、その後、しりとりをしました。でも、ただのしりとりではなく、しりとりで言う言葉の実物を持ってこなくてはならない、という厳しいルール。同じ制限時間なのに、一番多いグループと少ないグループでは、2倍ほどの差が出来ました。

 次は「はぁって言うゲーム」をやりました。これは、昨年の指導者養成セミナーでもやりましたが、オンラインでも楽しめるゲームだということに気づきました。

 その後もう一度、別のグループでしりとりをやり、今度はしりとりで使ったものが必ず出てくる物語を作り(簡単に言ってしまえば、わらしべ長者的な?)、それをzoomで演劇にするというものです。

 できた演劇はどれも素敵で、本当は「はぁって言うゲーム」の言葉を入れて劇を作り直す予定でしたが、最初につくった演劇がどれも大作で、時間切れになってしまいました。残念!

 どのグループの劇も楽しかったですし、参加者は楽しみながら、オンラインの可能性を見つけたようです。感想を抜粋で紹介します。

---------------------------

 オンラインのワークショップ2回目でしたが、投票やしりとりなどハードルの低いところからあれよあれよという間に、一気に劇づくりにまでいって、とてもワクワクしました。ブレイクアウトルームを使うのは、本当にいいですね。教室でも4人くらいが話し合うのにちょうどいい人数ですが、Zoomでも同じことができて、協働作業ができるのがうれしいです。しりとりで持ってきたものを劇に使うというのは、騙されたような(笑)気がして、そんなことができるかと思いましたが、なんとかなってしまいました。これは、参加者が演劇的手法に慣れているということもあるのかもしれませんが。大人は、時間が限られるとなんとかしてしまうものですね。子どもだったらどうでしょう。ヘルプがなくてもホストが入ってアドバイスということも必要なのかもしれません。(Yさん)


 初めて参加させていただきました。ご一緒させていただいた方々のお陰で、リラックスして楽しむことができました。「はあ」はカードゲームを持っていたのですが、オンラインでは難しいと思っていたのでどう運用していくかとても参考になりました。また参加されている方がの生き生きした表情を見ているだけでも楽しかったですね。次回も参加します!よろしくお願い致します。(Mさん)


 オンラインでの参加は冒頭こそ「気まずくならないかな」という不安がありましたが、グループワークの時間を短く設定されたことで負担にならず始めることができました。対面にせよオンラインにせよ、タイムキープの大切さを改めて感じました。最後に演劇創作をしましたが、対面の場合だと効果的に使うことが難しい「物」たちが、オンラインになると表現の幅を広げてくれるという発見がありおもしろかったです。ありがとうございました。(Tさん)


 2時間があっという間で楽しく参加させていただきました。私はズームは会議でしか参加したことがなかったので驚きでした。しかし、私がもっと知りたいと思ったのはこーたさんがどのようにしてあのようなシステムを作っているのかに興味がわきました。そちらの方を教えていただけたらとても良かったなと思っています。次回は、用事ができてしまったこともあるのですが、もっと参加する以前の問題がたくさんあるなと思いましたので欠席させていただきます。本日は本当にありがとうございました。(Iさん)


---------------------------


 いろいろ楽しめるように工夫をしながら、オンラインでのやり方を共有して、ご自分の現場で活かして頂ければと思います。ご参加ありがとうございました!


 写真は、しりとりの見本(カステラ、ラッパ、パンダ)